08
4 月
家庭教師・四件目
僕の家庭教師で、一番最近教え始めた小学校5年生の男の子。これがまた、結構大変扱いにくい(といったら失礼だが)何となく掴みどころのない感じの子で・・・男の子にしては、もの静か。成績も良くていわゆる優等生タイプ。どこか僕を見下ろしているかのような態度。両親も医者ということで、4人の生徒の中では一番裕福そうだ。
僕が家庭教師なのに、いつも逆の立場のような雰囲気さえ醸し出す。子供らしくないといおうか、大人びているといおうか。正直「家庭教師って、むずかしいな」とつくづく思ったのも、この子の家庭教師になってから。心のどこかで「家庭教師チェンジsてもらってもいいや」とさえ思うように。でも、そんなに僕のことを気に行ってくれてるとは思えないのに、医者の両親は交代させるどころか、いつも「ありがとう」と言って、僕の大好きな甘いもの(たとえばケーキなど)を手土産にくれたりする。
医者の息子ってイメージ的に勉強ができると思われがちだが、全員がそうではない。僕が家庭教師しているこの子も決して学校での成績は特別良いとは言えない。だから、家庭教師を選んだのだろうけど。僕が来る前は塾にも通っていたらしいのだが、それは辞めてしまったんだそうだ。家庭教師で教え始めてまだ日が浅いから良くわからないんだけど、医者である両親が忙しくてあまりかまってもらえないというような感じ。僕が思うにものすごいさみしがり屋なのかも。
4人目の医者の息子クンとは、もっとコミュニケーションを図らなければ先に進めなさそうだ。今、家庭教師として一番の問題と言えばこの事かな。問題というと少し意味が違うかな。家庭教師としての課題かな。4人の生徒を紹介したが、実に個性的でしょ?